堀越社員の社員による社員のためのブログ
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歌詞について

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またしても引用ですが、ユーミンは鋭くを真理をついていると思う。

ユーミンのような作家が言うから、尚更説得力がある。

以下。

松任谷由実×松浦亜弥 東京FM松任谷由実 For Your Departure」2005年10月30日放送分より)

松浦:(質問が)もう一個、私、自分で作詞をまだ一度もしたことがなくって、やっぱり、近い将来は自分で作詞というものを、やっていきたいなと。今はつんく♂さんだったり、いろいろな方からいただいたものを、自分なりに消化をして、理解をし、納得をして歌っているんですけど、なんかやっぱりこう、自分の思う気持ちっていうものを歌いたいなぁと、思っているんですが。

松任谷:いやぁ、厳しいこと言うようだけど、妙にしない方がいいよ、作詞とか。

松浦えぇ、そうなんですか?

松任谷:うん、その方がカッコいい。人が書いてきたものを、自分のものにしちゃって歌えるっていう方が素晴らしいと思う。

松浦:えー、そうですか?

松任谷:悪いけどなんか、あとで詞を書き出したんです、みたいな、で「アーティスト」みたいなふうに言われてる人のろくな詞ないもん。

松浦:(笑)

松任谷:だから、曲とか詞を書くっていうのは、もう生活、生理、いっしょだから、食事したり歩いたりすることと。言われる前から書いてるのよ、人が止めようと、勧めようが、勧めまいが。自分の欲求として、もう幼い頃から作っちゃっている。もちろん、ある日突然、書きたくなって、自分で書いたものを、自分の言葉を歌いたくなって、ひらめいちゃって、ってことはあるかもしれないけど、書いて歌うようになりたいんです、って言っているようだったら、書かない方がいいと思う。だって、同じだよそれは、人が作ってきたものでも。ためを思って作ってきてくれたんだから、あややはこうだ、って。それを表現できることの方がスゴイと思うね。

松浦:ほぉー、そういうふうに考えたことなかったです。

松任谷:別に、人が作ったものでも、自分のでも関係ないと思う、私は。で、その吸引力を持つことが大事だと思う。なんかこんなピッタリのものができちゃったっていう、それはひとえに人徳だったりするわけだから。いや、もちろん、ほんとにある時ね、どうしても書きたくなって、ということがあれば別なんだけれど、フォーマットとして求めない方がいいと思うよ。

 

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