堀越社員の社員による社員のためのブログ
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誕生日

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『ひこうき雲』は、荒井由実のファースト・アルバム。発売は1973年11月20日(当時ユーミンは19歳)。
 
僕が唯一持っているユーミンのアルバムです。
 
この『ひこうき雲』は、他のアルバムとは一線を画す雰囲気を持っています。
 
彼女の声とバックを務める”ティンパンアレイ”の演奏が独特。
 
このアルバムのブックレットに、モノローグのような詩が記されています。
 
この詩が好きで、ことあるごとに読み返したりしています。
 
タイトルは”誕生日”。以下はその抜粋です。
 
 
誕生日
 

目をさまし カーテンをまだひかず

薄暗い部屋で

今日が誕生日なのを思う
 
もう一度目を閉じると
 
今度は夢でなく
 
本当にあった
 
さまざまなことの間を
 
心が旅していく
 
あるときは何かをさけて
 
あるときは何かにぶつかって
 
はね返りながらも
 
結局、今日にむかって進んでいた
 
そのジグザグのはずの道が
 
ふりむいてみると
 
まっすぐなものになっているのは
 
なぜだろう?
 
もしわたしに
 
過去にもどることが許されても
 
わたしは…
 
きっとおなじことをするだろう
 
今になって後悔されることを
 
すべて帳消しにしてしまうには
 
わたしが生まれるよりも
 
もっともっと昔にさかのぼって
 
それを始めなければならないし
 
よく考えると
 
そうまでも くやむことは
 
ないような気がするから・・・
 
これまで、そしてこれからもわたしの邪魔をし
 
あるいは導き
 
喜ばせたり悲しませたりする
 
”何か”とは
 
自分自身だということがわかった今
 
過ぎていったことがみんな
 
わたしの中で楽しい思い出になっているのを
 
ただ感謝したい
 
 
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