今、巷でちょっとした話題になっているのが、さる高名な漫画家さんがツイッターで、「倒産＞会社更生法で何とか持ち直した牛丼屋を無償の宣伝 で救ったのは自分のキャラクターなのに、この牛丼屋さんはちっとも公式のスポンサードをしてくれませんねー」的な話をしたものだから、それに火がついて今この牛丼屋さん、大バッシング大会なのですが。。。
私もキャラクターマーチャンダイジングを長らくやっておりまして、80年代当時のなんともイイ加減なキャラマーチャン事情や、ツイッターでほんの ちょっとしたポロリが大変な事態を起こすこともある現実を「ほへぇ。。。。」という感じで眺めております。
で、その大手牛丼屋さんがその話題にさらなる追い討ちをかけ、そこに件の漫画家さんと契約したシェアナンバーワンの別の牛丼屋さんが、自社のツイッ ター内で、またなんとも柔らかな物腰で「皮肉丼超特盛一丁っっっっ！」＜今ココ。
って一連の流れを読んでいますと、とたんに今日の昼、牛丼屋さんに行きたくなりました。が、この話に登場する牛丼屋は弊社の近所にはありませんの で、別の牛丼屋に行きました。
（ここは、牛丼というのは気楽にかき込む食い物なので、名前よりもとりあえず近所にあるとこに行こう」と考えるのが大方の客の行動原理だと思うので すね。なのでこの皮肉丼特盛の会社さんがいうところの、「みなさん、仲良く」というのは非常に的を得ているというか、事を荒立てても為にならんと自社に向 けての言葉だったのではないかと考える次第。）
で、一連のツイッターでの流れを読み込んだせいか、脳の中は牛丼、牛丼、牛丼、牛丼、牛丼、、、ところが牛丼屋の券売機の前に立ったとたん。。。 「カレー食いてぇ。。。」何ぃーっ！
頭の中は牛丼一色なのに、腹はあっさりそれを裏切りやがりました。
オン ドゥルルラギッタンディスカーっっっっっ！
昔、「なんで裏切ったんですかーっっっっっ！」と何度言わせても上記の様にしか言えない俳優さんがそういえばいましたが、脳内に響き 渡る、その俳優さんのむなしい叫びをよそに、私はカレー弁当を購入して社に戻りました。
いやぁ、エンドユーザーの嗜好って本当にイイ加減ですね。
牛丼の並です｡
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というわけで、今回のお話は。。。
1.一度倒産してしまった外食産業を、わずか数年でトップシェアに持ち上げるほどにキャラクター活用の広告って効果抜群。
2.使い方を間違わなければツイッターの効果はすごいぜ。逆効果もなかなかスゲェぜ。
3.ネットや記事による宣伝効果もなかなかだが、気まぐれなエンドユーザーによる土壇場の裏切りも相当なもんです。パブ記事には逃げ道がありますか ら。
顧客を囲い込むならちゃんと広告を打って、たゆまないブランド訴求が必要ってことです。
そういえばそうと、最近人気の韓タレを擁する大手レコード会社の社長のポロリも色々物議を醸していますが、なんだか最近の有名人や企業トップのツ イッターって、半ば「愚痴ッター」に見えるのは気のせいでしょうか。
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